◎H25年12月15日に、仙台で「第33回全日本実業団女子駅伝」が開催されました。各地域の予選を勝ち抜いた24チ−ムが参加しました。
2008年から3年間、『スポ−ツにおける“氣の活用法”』を実技指導した佛教大学女子駅伝チ−ムの卒業生たちが、実業団の各チ−ムに所属して、当日のエントリ−選手に10名が登録されました。
初優勝したデンソ−の一区を走り、区間4位と健闘した石橋麻衣選手。同じ一区を走り区間賞を獲得したヤマダ電機の森唯我選手。同じ一区で7位のキャノンAC九州の平井恵選手。また、エ−ス区間の三区で12位だったヤマダ電機の西原加純選手。最終六区では6位のヤマダ電機
竹地志帆選手、11位のダイハツ出田千鶴選手などなどです。
最終結果は、デンソ−が大会新で初優勝し、ダイハツが4位、ヤマダ電機は初めて8位入賞をしました。
五区で区間新をマ−クし、大会のMVPに輝いた木崎良子選手は佛教大学卒業生です。
佛教大学女子駅伝チ−ムでは、2008年3月から3年間、春の合宿で『スポ−ツにおける“氣の活用法”』を実技指導しました。その結果、
2008年10月の「全日本大学女子駅伝」は準優勝、2009年10月の「全日本大学女子駅伝」では立命館大学の4連覇を阻んで、大会新で初優勝し、2010年の「全日本大学女子駅伝」では大会新で二連覇を達成しました。
佛教大学女子駅伝チ−ムの選手たちには、「“臍下の一点”を、何かに引っ張ってもらっている感覚」で、『臍下の一点で走ること』を習慣化し、定着させることを強く指導しました。
スポ−ツ選手を対象とした「スポ−ツにおける“氣の活用法”」の実技指導で、最後に伝えたことは、「心・技・体」の『技のレベル』と『心身統一体(心身一如)のレベル』の関係です。つまり、
『技が10のレベル』の選手が、本番で上がってしまったり、前夜眠れなかったりして、65%の力しか発揮出来なかったら、10×65%=650です。
『技が7のレベル』の選手が、心身統一体で“持てる力”を100%出し切ったら、「7×100%=700で、こちらが勝ちます。
これが、ここ一番の本番で、『心身統一体で、持てる力を出し切ること』という<氣の活用法の岡村理論>です。(単なる「気合いだ!気合いだ!」とは全く異なります)(笑い)
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人間に“心”がなければ、「速く走る人」や「強い人」が勝ちますが、人間には“心”があるので、試合の本番で「“心と身体”を一つに統一し、真のリラックスをして、『自分の持っている力』を十二分に発揮できた人」が勝ちます。
また、勝敗をあまり強く意識し過ぎて、「勝ちたい・勝ちたい」となると、身体が硬くなり、力が入り、力(りき)んでしまうので、この意識も突き抜けて“無心”になって、“心身一如”の状態で、『自分の持っている力を出し切ること』に専念すればいいのです。最終的には“無心”が一番強いのです。
<追記>私(岡村)の長女が、幼稚部から高等部までお世話になった玉川学園の「記念体育館」には、玉川学園創立者の小原國芳先生が書かれた『天地融合 心身一如』の大きな額が掲げられています。
私がお伝えしていることは、まさにこれです。
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