NEWS H23.05.10


H23.05.10 『福島に元氣を!』「ここ一番の底力〜“元氣の木の根”をはる方法」を実技指導

3.11の東日本大震災の未曾有の大災害、それに伴う福島第一原子力発電所の被害による放射能被害などなど、最も被害の大きい福島県の被災者に「NPO氣の活用コムとして、何かできないか!」との思いから、『福島に元氣を!3・11復興支援プロジェクト』を立ち上げました。
活動の中心は、
(1)福島県の小・中・高校で、『ここ一番の底力〜“元氣の木の根”をはる方法』や、『ここ一番の底力〜“心と体のビックリ体験”』
のタイトルで、『元氣の出し方』などの実技指導をします。
会津地方の金山町・坂下町・会津美里町・柳津町・三島町・湯川村・昭和村の7町村の教育委員40名に、実技指導のプレゼンテ−ションを6月23日にします。
また、喜多方市立「喜多方第一小学校」と「第二小学校」で、7月12日に実施することが決まっています。
今年1月に、町田市立町田第五小学校で、正規の授業として、5年生3クラス全員に、『ここ一番の底力〜“心と体のビックリ体験”』のタイトルで、2コマ(90分)授業をやりました。
NHKテレビの「ようこそ先輩!」の要領で、実技中心に指導しました。
福島県の学校でもこの方法でやります。(詳細は、氣の活用コムのHPをご覧下さい)

(2)福島県のお寺で、避難されている方々や、地域住民の方々に対して、“元氣の出し方”や、“全身呼吸法で不眠症解消”“自己氣圧法の手当”などの実技指導をしていきます。

活動の仲間たちは、
◎福島県会津地方の出身で、東京都町田市の玉川学園教諭 栗田和悦先生。
◎3年前に、岡村理事長の「氣の活用研修」を受講された福島県の浄土宗寺院40ヶ寺のご住職や、講演を聴かれた72ヶ寺のご住職。
◎JA福島の「氣の活用研修」を受講された方々。
◎喜多方市の「氣の活用研修」を受講された方々。

なお、この活動は交通費も含めて、全て無償のボランティアとしてやらせていただきます。
学校や寺院に、この件の関係者がいらしたら、是非ご案内していただきたくお願い致します。

町田市の学校ボランティアのコ−ディネ−タ−をされている押村宙枝さんが創作された「学校向けの“案内チラシ”」や、「講師紹介文 “岡村隆二先生は、こんな方です”」を、下記に記載します。スポ−ツで言われている『心・技・体』について、非常に核心をついた案内文です。
今年1月に実施した町田市立町田第五小学校での授業風景の写真も載せています。
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ここ一番の底力

〜「元氣の木の根」をはる方法〜

最近、「元気をもらう」という言葉をよく聞きます。
楽天イーグルスや仙台ベガルタ、ゴルファ−松山英樹選手の活躍や、東北高校の奮闘に、「元気をもらった」という人も多いでしょう。
だけど「元氣」って、ほんとうは、あげたりもらったりするものではありません。だって、元氣は、君たちみんな、ひとりひとりの「なか」に、いつも、ちゃんと、あるんです。それは君たちの、「生きていく力の元」という意味なんです。

目を閉じて、一本の木を思い描いてみてください。いつかどこかで見た木でもよいし、想像の木でもいいですよ。花が咲いていますか? 葉は茂っていますか? もし枯れているように見えても、今はそれでかまいません。それが君自身の、「元氣の木」です。

さて、「心・技・体」という言葉を知っていますか。野球の技、サッカーの技、剣道の技、「技」はそれぞれとても異なっています。だから、水泳のコーチに柔道を習ったり、陸上のコーチにバレーボールを習ったりしても、意味がない・・・と思いますよね。
ところが、今回お招きする岡村先生は、野球、相撲、駅伝、剣道、バスケから、カバディー・・・どんなゲームでしょ?・・・まで、実にさまざまなアスリートたちが、試合後「先生のおかげで力を発揮できました」「アジア大会で銅メダルが取れました」「全日本大学女子駅伝二連覇!」とメールを送ってくるような、不思議な「コーチ」です。いったい何を教えてくださるのでしょう。

ここでもう一度、君の「元氣の木」を思い出してみましょう。
「技」は花や葉に通じます。すべてのアスリートたちは日々技を磨いて、勝負や記録に挑みます。満開の桜が咲くように、濃い緑の葉を茂らすように、そして美しい紅葉となるように。でも、それらの「技」は、雲のように山なみに浮かんでいるわけではありませんね。木々の輝きには、雨風に負けない幹や、深くはった根が必要です。季節が過ぎて花が散り、嵐にさらされて枝葉が折れても、目には見えない大地の中で根が生きてさえいれば、木々はまた、よみがえります。つまり、根こそが「生きていく力の元」であり、岡村先生は、その根っこ=「元氣」のコーチなのです。

今、君は、どうしても外せないPK合戦のボールを蹴るところです。一番大事なのは何でしょう。助走のスピード? 軸足の角度? 狙うコース? 
今、君は九回の裏を守るショートで、強烈なライナーが君の右3メートルを抜けていこうとしています。さあ、君にはどんな未来が見えますか。サヨナラ負けに泣くチームメート? あんなの取れっこないよとうなだれる自分? それとも、がっちりつかんだウイニングボールを高々と掲げる君と、君に向かって駆け寄ってくる笑顔の仲間たちでしょうか?
「元氣」のコーチは、どんなアドバイスをくださるでしょう。

スポーツだけではありません。算数の技、国語の技、いろんな勉強の技を学んでも、ドキドキして問題文をきちんと読めなかったり、「らくしょ〜!」と油断して計算をまちがえたりしたら、困りますね。だから今回、岡村先生から、すべての根になる「心」の力、その力を「技」につなげ、支える、幹としての
「体」の働きについて、しっかり学びましょう。

お話を聞くだけではありませんよ。実際に「心」を使い、「体」を動かして、さまざまな体験をします。思いもかけない発見が、きっと君の「元氣の木」を、大きく、美しく、たくましく育ててくれることでしょう。
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岡村隆二先生は、こんな方です。
紹介者:町田市立町田第五小学校 ボランティアコ−ディネ−タ−押村宙枝

1943
年(昭和18年)に、長崎県のお寺の子どもとして生まれました。なので、子どもの頃からお坊さんになるための修行をしていました。

ところが、大人になると、お坊さんにはならず「外国の人と上手に交流する」ための仕事に就きます。英語を使いこなし、専門の会社をつくって、社長さんになりました。いろいろな大企業で「国際化研修」などを、どんどん行っていました。

ところが、ところが、修行の過程で学んだことも、岡村先生の中で、ちゃんと生き続けていました。そして、「外国の人と上手に交流する“技”」としての英語も大事だけれども、生きる力の源となる“心”や“体”のことも、たくさんの人に知ってもらいたいと思うようになりました。岡村先生が〈元氣〉の研修を行った回数は、数え切れないほどですが、スポーツにかぎってちょっと例を挙げると・・・  
  福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)、旭化成陸上競技部

    新日鉄野球部、東レバレーボール部、JOMOバスケット部
    東海大学駅伝チーム、仏教大学女子駅伝チームと野球部
    玉川大学剣道部、駒沢大学剣道部、
    アジア大会2010 カバディー 銅メダルの日本代表チーム 
    玉川大学女子バスケットボ−ル部と女子駅伝チ−ム、
    岩倉高校野球部、長崎工業高校野球部、御殿場中学野球部
    猶興館高校野球部・空手部・弓道部、御殿場西高校空手部、
    アジア大会2010 射撃 金メダルの中山由起枝選手、
    バレリ−ナで「ジゼル」の主役を演じた島添亮子さん
                                     などなどなど・・

そして、岡村先生は、とうとう社長さんをやめ、いろいろな人に〈元氣〉を伝えるためのNPO法人「氣の活用コム」を設立したのです!

岡村先生は、これまでたくさんの子どもたちにも、〈元氣〉の講座を開いてこられました。その様子は、「氣の活用コム」のホームページに載っていますよ。一度見てみましょう。 http://www.kinokatsuyo.com

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受講した生徒の感想

町田市立 町田第五小学校 5年生 全クラス(20111月)

とても元氣になれることを、いろいろ聞かせてくれたので家族も元 氣になりました。
◎今まで、自分自身でも使われていなかった力を、この授業で、どうコントロ−ルするのかがわかりました。
人間の体は不思議だと思いました。心と身体を一つに統一する四っの技をやったりすると、うでがまがらなくなったり、すごいと思いました。
本当に「氣」や「言葉」で思ったり、言ったりするだけで、体がその通りに動くとは思わなかったので、おどろいた。とても楽しかったプラスの言葉を言うと、やる気がでる。今日の授業はすごく家でも役に立つことでした。
プラスの言葉を言うと氣が出ることなど、このようなことを教えてもらう機会などないと思います。それを教えてもらって、自分のためになりました。
プラスの言葉を言うだけで、体が強くなることが分かって、すごいと思いました。
「イメ−ジの力」でイメ−ジしたら、できない事ができたので、イメ−ジの力はすごいと思った。できなくてもちょうせんしてみようと思います!
心と体が統一しないと、力が出ないということ。また話を聞くだけでなく、それを実際にやってみるというところがわかりやすくて、楽しい授業になるひけつだと思いました。
このような役立つ事を教えて下さいまして、ありがとうございまし た。11さいという時に教えてもらいとてもしたと思います。本当にありがとうございました。

愛知県刈谷市立 刈谷東中学校 全校生 720名(20097月日)

◎今日は、すごくいい話を聞かせてくれて、ありがとうございました。今日の講演を聞いて、今、この瞬間から自分を変えていきたい、そう思いました。
◎今日、学んだことを忘れずに、日常生活で実践していきたいと思います。今日はこの時間があって良かったです。少しでもたくさんの人に今日のことを知ってもらいたいです。
◎講師の方から「心と体はつながっている」と聞いて、そんなことはないでしょうと思っていたら、実技で、心で思ったら、身体が硬くなったりしてとてもビックリしました。
◎この3年生の夏という一番大事で、大変な時にとても素晴らしい事を教えて頂くことができました。これからは今日習ったことを、練習・特訓・勉強など、本番でも活用して、今まで積み重ねてきた努力を120%出していきたいです。
◎私の中で、一番「いいなぁ」と思ったのは、あがった時に落ち着く方法です。私はよくあがっちゃってミスすることが多いので、実際に試合でやってみたら、緊張が抜けて、足がふるえていたのに、ふるえが止まりました。本当にすごかったです!

長崎県立 猶興館高校 野球部・弓道部・空手部(20075月)

◎「心が体を動かす」ということは、まさにその通りだと感じて、野球でも、心がものすごく大事なことだと思った。「真のリラックスの仕方」「真の落ち着き」「心のしずめ方」「不動心・不動体」などは、どれも野球で応用することができ、使い方をマスタ−したら、とても良い武器になると思った。これから活用していきたい。◎色々な実技を通して、「心」と「体」はつながっているんだと、実感しました。今日習ったことを多種多様な分野へと拡げていけば、今後の人生に必ず役に立つと思いました。
◎夏の大会までの約2ヶ月間、今回、学んだ事を忘れずに、甲子園を目指していきます。

町田市立 町田第五小学校の授業風景(2011年1月)


『全体風景』 (父母も参観していました)



「氣を出す」 (ヤル氣の出し方)











『一本足での不動心・不動体』



『イメ−ジの力』 (成功した姿を、心に描く)





『普段通りの姿勢』 (悪い姿勢の例)


『正しい姿勢』 (仙骨を起こす)


『“心と体”が統一された正しい姿勢(不動心・不動体)



『授業後に質問をする生徒たち』


『当日のレジメや筆箱に、サインを求められました』


『4月から6年生になり、5/21の運動会では見事なピラミッドを完成できました』


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